サムソンコーナー #32
あなたが精神的に大人であることを示す26のサイン
THE SCHOOL OF LIFE | https://bit.ly/3s2mGEt
1. 他人のよくない行動はほとんど、悪意や愚かさではなく、恐怖や不安から生じていると気づくことができる。ひとりよがりな考えを捨て、世界はモンスターや愚か者ばかりだと思うのをやめると、最初から白黒はっきりするわけではないけれど、やがて面白くなってくる。
2. 自分の頭の中にあるものが、自動的に他の人に理解されるわけではないことを知っている。不運にも、自分の意図や感情を言葉で表現しなければならないことに気づいていて、冷静にはっきりと話せるようになるまでは、自分の言いたいことが伝わらなくても他人を責めない。
3. 驚くことに、自分は時々間違えることがある、とわかっている。大きな勇気をもって、最初の一歩をよろよろと踏み出そうとして、(たまには)謝ったりもする。
4. 自信を持てるようになるのは、自分が素晴らしいからではなく、他のみんなも自分と同じように愚かで、怖がりで、迷っていることがわかるから。私たちは皆、やりながらその方法を学んでいくけれど、それでいい。
5. 完璧な人間など存在しないことを受け入れられれば、インポスター症候群に悩まされなくなる。私たちは皆、程度の差こそあれ、自分の愚かさや往生際の悪さを抑えながら、ある役割を演じようとしている。
6. あなたが両親を許すのは、両親があなたをこの世に送り出したのは、あなたを侮辱するためではないことを理解しているから。彼らは痛々しいくらい自分たちではどうしようもできないところにいて、自身の中の悪魔と闘っていた。怒りは、哀れみと同情に変わることもある。
7. 就寝時間、血糖値やアルコール濃度、置かれている環境から感じるストレスなど、いわゆる「小さな」ことが気分に与える影響の大きさを知っている。その結果、大切な人たちに議論になるような重要な問題を持ちかけるのは、全員が十分に休息をとっていて、誰も酔っておらず、食事を済ましていて、他に気になることなく、電車に乗るのに急いでいない時にすることを学ぶ。
8. 身近な人が口うるさく言ったり、不愉快な態度をとったり、執念深くなったりするのは、単にあなたを怒らせようとしているのではなく、自分が知っている唯一の方法であなたの注意を引こうとしているのかもしれないことに気づいている。すると、愛する人があまりよくない状態にある時、その裏にある必死な思いを察せるようになり、天気の良い日には、それについて批判するのではなく、愛情を持って解釈することができる。
9. すねるのをやめる。誰かに傷つけられても、その憎しみや傷を何日も溜め込んだりはしない。だって、自分はいつか死んでしまうのだから。他の人のいけないところを理解しようなんて期待せず、素直に自分の思いを伝えて、相手が理解してくれれば、許すことができる。もし理解してくれなければ、別の方法で、相手を許す。
10. 人生はとても短いので、自分が本当に伝えたいことを言おうとすることが非常に重要であることを理解している。自分が本当に求めているものに集中すること、自分が大切に思っている人たちに、彼らが自分にとってすごく重要な存在であることを伝える、それも毎日。
11. ほとんどすべての分野において「完璧」を信じていない。完璧な人、完璧な仕事、完璧な人生なんてものはない。その代わりに、精神分析学者ドナルド・ウィニコットのキャッチフレーズにあるように、「十分に良い」ものを評価する方向に舵を切り直す。すると自分の人生の多くのことが、わりと不満であると同時に、多くの点で十分に良いことに気づけるようになる。
12. 物事がどうなるかについて、もう少し悲観的になることを学び、その結果、より穏やかで、より忍耐強く、より寛容な心を持てるようになる。理想主義の一部を手放して、よりイライラしない、堅苦しくない、怒らない人になる。
13. 誰もが持っている性格上の欠点は、バランスの取れているかのように強みと結びついていることを知る。その人の弱点を切り離すことなく、全体を見ることができる。細かいところはあっても、几帳面とも言えるし、混乱したときには支えになる。ちょっと面倒くさい人でも、同時に素晴らしい創造性と先見性を持っていたりする。完璧な人間は存在しないこと、そしてすべての長所には短所がつきものであることを、あなたは(本当の意味で)理解している。
14. 妥協の美徳を心得ている。いくつかのところで妥協することを学び、そうすることは弱いのではなく、大人であることを認識している。子供のためにとか、一人になるのが怖いからと言って、あなたは今誰かと一緒にいるのかもしれない。摩擦のない生活は幻想だとわかっているので、多少の不便さを我慢できる。
15. 恋をするのは簡単ではなくなり、ある意味で、難しい。大人になりきれていない頃は、一瞬で恋心を抱くことができた。今は、どんなに外見が魅力的でも、内面が出来ている人でも、近づくと難しい人だったりする。自分がすでに持っているものに、誠実に向き合うようになる。
16. 自分は意外にも、一緒に暮らすのが難しい人間だということをわかっている。以前の自分に対する感傷的な態度を捨てる。友人や人間関係の中で、いつ、どのように自分が問題を起こしやすいか、親切にも警告できる。
17. 自分の過ちや愚かさを許すことを知っている。過去の過ちを責めて自分に鞭を打つだけでは、実りのない自己陶酔に陥ってしまうことに気づいている。あなたは自分自身とよりよい友人になる。もちろん、あなたは愚か者だが、皆がそうであるように、それでもあなたは愛すべき存在なのだ。
18. 大人になるということは、自分の中にいつまでも残っている頑固な子供のような部分と仲良く付き合っていくことだと知っている。あらゆる場面で大人になろうとするのをやめる。そして、自分の中の2歳児が、頭をもたげてきたら、愛想よく挨拶をして、必要な注意を払う。
19. 何年も幸せが続くだろうというような壮大な計画に過度の期待を抱くのをやめる。その代わり、うまくいった小さなことを祝福する。満足感は分単位で得られることを理解している。何の問題もなく1日が過ぎていくことに喜びを感じられる。そうすると花や夜空に目を留めるようになり、小さな喜びを味わえるようになる。
20. 世間のあなたへの評価が気にならなくなる。他人の心は混沌としていることを理解し、他人の目に映る自分のイメージを必死になって磨こうとはしない。大切なのは、あなたと1〜2人の他人が、そのままのあなたでいいと思うことです。そうすれば名声に見切りをつけ、愛に頼るようになる。
21. フィードバックを聞くのが上手になる。自分を批判する人は、自分を貶めようとしているか、間違っているかのどちらかだと考えるのではなく、いくつかのことを受け入れることができるようになる。鎧に身を包み、問題があったということを否定しなくても、批判に耳を傾け、それを乗り越えることができるとわかり始めている。
22. 自分の毎日が特定の問題や課題にあまりにも身を近く置きすぎていることに気づく。自分を苦しめるものに対しては、視野を広げる必要があることをどんどん思い出していきます。自然の中をもっと散歩したり、ペットを飼ったり(ペットは私たちのように悩まない)、夜空に浮かぶ遠い銀河に感謝したりします。
23. 人のネガティブな行動に簡単に引きずられることがなくなる。激怒したりイライラしたり動揺する前に、相手が本当に言いたかったことは何だろうと一歩立ち止まります。誰かが言ったことと、あなたがそういう意味で言ったと思ったこととの間には、不一致があるかもしれないと気づく。
24. 自分の過去が、出来事に対する自分の反応にいかに影響しているかを認識し、そこで生じる歪みを補正することを学ぶ。子供の頃の経験から、特定の分野で誇張する傾向があることを受け入れる。特定のトピックに対する自分の最初の衝動を疑うようになる。感情に流されてはいけない(時もある)ことに気づく。
25. 友情を築き始めると、他の人は基本的にあなたの良いニュースを知りたいのではなく、あなたが何に悩み、心配しているのかを知って、そうすることで自分の心の痛みを寂しさを今より感じずに済むようにしたいのだと気づく。友情とは本当のところ、弱さの共有であることがわかるので、より良い友人になることができます。
26. 不安を落ち着かせるには、すべてがうまくいくと自分に言い聞かせないことを学びます。多くの場合、そうはなりません。うまくいかないことがあっても、生き延びることができると考えられるようになります。常にプランBがあること、世界は広いこと、親切な人が必ずいること、最も恐ろしいことでも最終的には耐えられることに気づくのです。
VIDEO:
サムソン: たまたまTwitterのタイムラインに、この2年も前の動画が流れてきて、10年、20年前に見てたら、少しは耐えやすい人になってたと思った。自称大人の今でも、出来てないところが多い。自戒も込めて、サムソンコーナーに。
サムソンです。
今日は少しメタバースの話しを。
「メタバースは、大規模かつ相互運用可能なリアルタイムにレンダリングされた3D仮想世界のネットワークであり、個々に存在を持ち、ID、履歴、資格、オブジェクト、通信、ペイメントなどのデータを継続的に持つ、事実上無限の数のユーザーがスィンクロナスかつ持続的に体験することができる」と二年も前にマイケル・ボールは定義した。
「持続的」というのはオンオフがなく、つけっぱなしで、常にそこにある。そして「スィンクロナス」、同時に起こる、存在すること。そこがポイントだと思う。
よくよく考えると私たちが子どものときと、今と何が一番変わったかというと、いろんなことがスィンクロナスじゃなくなった。
仕事も買い物も、何もかもが基本的に特定な時間、特定な場所でしないといけなかったのが、いつの間にか時間と場所という縛りがなくなった。好きなときに好きな番組が観れて、アマゾンで買い物ができて、フードデリバリーでコンビニや薬局からも届けてもらえるし、メッセージを送っとけば、相手が好きなときに返事がもらえるのが当たり前になった。
そして、ないものねだりの人間たちは、今度スィンクロスを再び求めるようになる。少し前に流行ったクイズアプリ、zoom、わざわざ家からみんなと受けるためにPeletonのエクササイズバイクのレッスン、人恋しいの限界に達するタイミングに「メタバース」が話題になった。
ボールの説明の中には「メタバースはモバイルインターネット」のようなものだと説明していて、しっくりくるし、分かりやすい。インターネットの代わりになるわけではなく、徐々にインターネットを変えていく。そして誤解されがちですが、VRはメタバースを体験する手段の一つに過ぎない。メタバースはつまりVRだと言っている人は、モバイルインターネットはつまりアプリだと言っているのと一緒で、全体が見えてない。
映画のレディ・プレイヤー1 のイメージが強かったせいか、VRは顔に近い分没入感があるだけ。ほとんどゲームに使われる今のVRと違って、バーチャルなワールドは、コンサートやパーティー、仕事、遊びなど、何にでも使えるものへと大きく変わっていく。
そして多くの人に渡ってないだけで、メタバースのような世界はもうすでに何年も前からあった。Roblox、フォートナイト、どうぶつの森など、人々は昔からバーチャルな世界で集まったりしている。それらの世界が共通化(フォートナイトのコインがRobloxでも使えて、どうぶつの格好で会議に参加するような相互運用)しなかったのは、そこにメリットを感じる企業もユーザーがもいなかったから。
これまでもIoTで世界は変わるとか、シェアエコノミー、スマートスピーカー、3Dプリンターで何もかもが作れると騒いできた。未だにテレビはあるし、仕事もスマホではなく、パソコンでしている。忘れてはいけないのは、今回社名まで変えたFacebookでさえあと10年、15年はかかると言っている。よく見るとOculusのアバターにまだ足すらないしね。
今日はこの辺で・・・
そうだ。メルマガの配信方法を変えたので、迷惑メールに入っちゃっているかもしれない。迷惑でなければ、「サムソンコーナー」で検索して、どうか暗い暗いところから救い出してくださいませ。
ちゃお。
P.S. メタバースに関連して、Benedict Evansによる未来への3ステップというプレゼンテーション。頭のいい人のプレゼンは資料だけでもめっちゃ読み応えがあるし、考えさせられる。
未来は「WEB3、メタバースとそれ以外」だそうです。